病気と予防に関する豆知識

病気予防でいつも元気に

❖散歩のあとはマダニに注意!

マダニは様々な病気を媒介しますが、中でも特に恐ろしいのが「犬バベシア症」。感染した犬には貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、急性の場合は黄疸や衰弱などによって死に至ることもある恐ろしい病気です。さらにマダニは猫にも寄生し、バルトネラなどの病原体を媒介しますから、マダニは犬にも猫にも、そしてわたしたち人間にとっても深刻な問題。特に頭や耳、目の縁やお腹、足の指の間や背中などをチェックしてあげてください。しっかりと食いついているマダニを見つけても決して無理にとろうとしてはいけません。化膿したり、病原体をペットにうつしたりするので、見つけたらすぐに当医院へお越しください。

❖フィラリアの予防薬を忘れてはいませんか?

犬フィラリア症は、蚊が媒介する犬フィラリア(犬糸状虫、犬心臓糸状虫)という寄生虫の成虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して起こる病気で、放置すれば死に至ることもあります。犬フィラリア症予防薬(経口剤)を、毎月1回、1ヵ月間隔で摂取させることにより予防できます。犬フィラリア症は、きちんと投薬すれば予防できる病気です。しかし、途中の投薬やシーズン最後の投薬を忘れてしまうと、犬フィラリア症に感染してしまう危険性が高まります。涼しくなっても自己判断で投薬をやめてはいけません。定期的なメールによる「お知らせサービス」でうっかりミスを防ぎましょう。

 



❖ワクチンしていますか?

ジステンバーウイルス(感染犬の分泌物)は、排泄物中に出るウイルスが 空気により感染します。特に子犬では、死亡率の高い伝染病です。この他、いろいろな病気があります。病気にかかったワンちゃんを診ていると、とてもかわいそうです。早めの予防が一番なのは、わたしたちとなんらかわりありませんね。


❖ ワクチンしていますか?

猫ウィルス性鼻気管炎の原因は猫ヘルペスウィルスで、猫の呼吸器病の代表です。涙や目やにが出たり、結膜炎や角膜炎を起こし眼が腫れ充血を起こす事もあります。子猫や若い猫でも元気がなく、熱、リンパ腺の腫れ、下痢、鼻水などが見られると、猫白血病ウイルス感染症に感染している可能性があります。早めのワクチンを心がけましょう。

 

早めに狂犬病予防注射を

動画 by 公益社団法人 東京都獣医師会 (2015/3/15)

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